こんばんは。そろそろ中堅SEになってしまったみしゅ丸です。
自分が1年目の頃を思い返すと、
あの優秀な先輩はどんな本読んでんねやろなー
とか思って、優秀な先輩のスキルや思考につながる本を知りたかったことを思い出しました。
そんなこともあって、今回はみしゅ丸が新入社員の時に読んで良かった、もしくは新人SEに読んでほしい本の紹介をしたいと思います。
みしゅ丸は優秀じゃないので参考になるかはわかりませんが、そもそもミーハーなこともあり名著が多いので、読んで損はないはず!
ビジネススキル編
社会人1年目の教科書
これは言わずと知れた名著ですね。
実はみしゅ丸は入社前にこの本を購入したのですが、その時は
こんな本読む意味あんのかなぁ
とか思って途中で読むのを止めてしまいました。
2年目の途中でたまたま見つけて改めて読んだのですが、
1年間失敗し続けて学んできたことがびっしり書いてありました。
普通の社会人がたくさんの失敗を経て身につける「当たり前の習慣」がここには書いてあります。
2年目の僕は1年目の時にこれちゃんとやってれば、
あそこでミスって怒られずに済んだのにーーーーーー!!
ってなりました
新入社員じゃなくても行動指針になるような事が書いてありますし、あとは新人の教育係を任されている先輩社員にとっても非常に勉強になる内容だと思います。
自分とチームの生産性を最大化する 最新「仕組み」仕事術
去年読んだ本なんですが、「仕組み」を作って回すことの大事さはこれを読む前から感じていました。
それを言語化してくれた本がこれです。
特に新入社員向けの本という訳でもなく、新入社員以外の人にとっても、目新しいというよりは、
あー、こうすれば良かったのかー。
そうすれば良いとはうすうす感じてたんだよなー。
みたいな内容です。笑
効率的に仕事を回すために「仕組み」化することで無駄に考える時間を無くす。
ミスや無駄な仕事を減らす為に「仕組み」を作って、仕組み通りやれば手戻りがない用にする。
「仕組み」を作っておくことで、チームのメンバにやり方を共有できる(仕事を押し付けられる)。
「仕組み」を作る習慣を身に付け、時間を効率的に使える社員になりましょう。
PC操作スキル編
パソコンの仕事が10倍早くなる80の方法
これは去年読んだ本ですが、これからSEとして働くひとは毎日8時間(もしくはそれ以上)パソコンと向き合って作業をすることになります。
そんなみなさんが覚えておいた方が良いTips集とも言えるのがこの本です。
Windows操作、Office系の操作のショートカット集みたいなイメージなので、慣れている人なら知っていることも多いかもしれませんが、一度読んで損はない一冊です。
一瞬で仕事が片づく! エクセル時短ワザ SNOOPYのスキルアップBOOK
SEになったあなたは思うでしょう、
先輩達ドキュメント作成にエクセル使いすぎじゃない!?
そう思う内はまだエクセルの便利さに気づいていない証拠です。
エクセルの便利さに気づいていない新人が作ったエクセルドキュメントほどメンテしにくいものは無いです。
同じ値いろんな所に埋め込むなや。。。
関数使って計算してくれよ。。。
なんで全部値手入力やねん。。。
っていうドキュメントを何回も見てきました。
そんな恥ずかしい新人になりたくなければ、このかわいいスヌーピーにエクセルの基本操作を教えてもらってください。
控えめに言ってもVLOOKUPも使えないような新人は要りません。
一瞬で仕事が片づく! エクセル時短ワザ SNOOPYのスキルアップBOOK (学研WOMAN)
ITスキル編
ここからは、SEの本丸ITスキル編です。
テクニカルな面は、自分の関わる職務によって深掘りする技術要素は異なるためできるだけ基本的な物を取り上げますが、
僕はどちらかと言うとアプリ屋なので、基盤屋を目指す人は必要ない本もあるかもしれません。
応用情報技術者 合格教本
いきなり資格本かい
と思う方もいるかもしれませんが、当分IT業界で食っていくつもりなら、この程度の知識はさっさと身に付けてしまいましょう。
基本情報でも別に良いのですが、正直午前の問題の難易度とか基本情報と応用情報で変わらないです。
午後問題もこの本読んで過去問やれば合格ラインくらいは超えられるので、どうせなら応用取っちゃいましょう。
地味に、基本的な知識をまんべんなく学ぶのには良い教材です。
これからいろいろ勉強していくとわかると思いますが、プログラミング言語、ミドルウェア、フレームワーク、パッケージetc.. の固有の知識本は山ほどありますが、基本的なITに関連する知識を体系的に整理して学ぶのには非常に都合がいいです。
プログラムはなぜ動くのか
入門書としては有名な「〇〇ななぜ動くのか」シリーズ。
プログラムの動作の仕組みというのは、アプリ/基盤関係なく知っておいた方が良い知識です。
特にCPUやメモリ管理の動き等、Java等の言語では隠蔽されていて特に意識することが無い、プログラムの裏側を理解できる良書。
まったくITの知識がない中で理解するするのは少しむずかしいので、大学の専攻等でITのバックグラウンドが無い人は、上述の応用情報を取った後に読むことをオススメします。 (メモリ管理って何?スレッドって何?2進数って何?とかそんなレベルだと、何書いてるかわからないと思います。笑)
「プロジェクトマネジメント」実践講座
みなさんはPM(プロジェクトマネージャー)の元で今後仕事を進めて行くことになります。
どんな組織でも言えることだと思うのですが、自分の上の立場に立っている人がどういう物の考え方をしているか知るというのは大切です。
プログラムの中においては、メンバーがPMがどんな観点で物事を考えているのかを理解する
ということです。
あと、これから耳にタコができるほど聞く言葉の意味を理解するという観点でもおすすめです。
(スケジュール、コスト、リソース、リスク、スコープ、、、こんな言葉を山ほど使います。笑)
達人プログラマー
これからプログラムを書く仕事をメインで業務をする人におすすめの一冊です。
直接コードを書く機会は少なくても、プログラムを管理したり、概要設計をするようなプログラマーと一緒に仕事をする人も読んでおくと役に立つと思います。
達人プログラマーという題名の通り、熟練のプログラマーが実践している行動指針や方法論が凝縮されています。
何事も「基礎が大切」とはよくいいますが、プログラマーとしての基礎はこの本で学ぶと良いでしょう。
はじめての上流工程をやり抜くための本
達人プログラマーはコードを書く人にオススメの本として紹介しましたが、もう少し上流の工程を中心に携わる人はこちらがオススメです。
いわゆる上流SEやコンサルの業務領域であるシステム企画から、プログラマーの仕事であるプログラミング/試験まで、各フェーズでの基本的な考え方を網羅しています。
もっといえば、下流の工程で問題を発生させないための、上流工程でのノウハウが詰まっています。
システム企画から記載があるので、営業担当者の人が読んでも面白いと思います。
予算獲得のための顧客折衝、プロジェクト立ち上げ等についても筆者の体験に基づいた記述があるので、参考になると思います。
人月の神話
1975年に発行されたにもかかわらず、未だにシステム開発に携わる人のバイブルとでも言うべき存在になっている本書。
当時IBMの大規模プロジェクトでPMを努めた著者が、実際に発生した問題をどのように分析し解決していったかを詳細に振り返り、ソフトウェア開発プロジェクトの実行プロセスにおける「人月」中心の考え方に対し問題を提起したことで有名です。
特に、日本のIT業界でも常態化している「人月」ビジネスを根本から否定する
「遅延プロジェクトへの要員追加は、さらなる遅延を引き起こす」
という考え方にはど肝を抜かれました。
SEを名乗る人や、プロジェクトの中でPGを務める人には、一度は読んでもらいたい一冊です。
最後に
自分が新入社員のときに、これらの本を紹介してくれる先輩がいたら、えげつないスピードで成長できただろーなー、という本ばかりを集めてみました。
何か勉強したいけど、どこから勉強を始めればいいかわからない、というような新人SEの皆さんの役に立てたら嬉しいです。
おわり
https://soratobujutan.tokyo/se-english/
https://soratobujutan.tokyo/se-english-method/