こんばんは。みしゅ丸です。
日本では、労働人口の減少やそれに伴う女性がこれまでより活躍できる社会を目指すという社会的な課題が注目されて随分立ちます。
そんな状況の中で、「ワークライフバランス」という言葉を知らないビジネスマンなんていないに等しいと思いますが、そもそもワークライフバランスって何なんでしょうか。
最近は更にワークライフバランスの充実を政府や企業主導で進めるため、「働き方改革」なんて言葉も流行っています。
これまで個人の努力や意欲に頼っていた、ワークライフバランスの実現を制度面から支えて推し進めていこうという風潮ですが、ワークライフバランスの定義をどう捉えるかによって、働き方「改革」の方向性が正しいかどうかというのも変わってくるのではないかと思います。
ワークライフバランスと聞いてイメージするのって、
仕事（ワーク）を効率よく終わらせて、自分のプライベートな時間（ライフ）を確保しましょう
みたいなものをどうしてもイメージしてしまいますが、今回は、本当にそうなのかな？って視点で、ワークライフバランスについて考えてみました。
ワークライフバランスのジレンマ
先程も記載した通りワークライフバランスという言葉を聞くと、私はどうも、
仕事とプライベートの時間を分けてどちらかに比重が傾かないようにする
つまり、仕事中心型の生活を送る日本人にとっては、
いかに「プライベートの時間」を確保するかが論点
のようににイメージしてしまいます。
でも、こうやって分けて考えると、無意識に
「仕事」に重きを置くか、「プライベート」に重きを置くかという選択を強いられてしまう気がします。
こうしてしまうと、「仕事」に注力すると「プライベート」が疎かになる、「プライベート」に注力すると「仕事」が疎かになる、というジレンマを抱えてしまいます。
もしくは、中途半端にバランシングしてしまいどちらも充実しない、という最悪のケースもあります。
そこで今一度考えたいのは、仕事は本当にライフでは無いのかということです。
社畜っぽく聞こえますが、実はこれ結構大切な発想だと思います。
みしゅ丸も働きたくねー、でも働かなきゃ生きてけねー、
なんてよく言ってるので、このジレンマに挟まれている人間の一人ではありますが、この潜在意識から変えていくことが本当のワークライフバランスの一歩だと思います。
ワークとライフを融合させてジレンマを打破する方法
シンプルな方法しかないと思っています。
仕事モード、プライベートモードという発想を辞めるだけです。
そもそも仕事だって、何も好きなこともやりがいも無いという人はいないと思います。
もしそうであれば、仕事を変えた方が良いと思います。笑
真面目にそう思います。
大事なのは仕事（ワーク）、プライベート（ライフ）という区切りを無くし、シンプルにその時に面白い事にエネルギーを注ぐという発想なので、そもそも仕事に一切の面白みが無いのであれば、これを成り立たせることができません。
仕事というのは、人様からお金を貰って誰かが喜ぶ事をするという性質のものなので、どうしてもストレスやプレッシャーも感じる場面もありますが、それ以前に面白いという側面が仕事にないと、いつまでたってもワークのせいでライフが充実しません。
もし既に上記のような、ワークとライフが融合した生活を送れているのであれば、非常に幸運だと思います。
１本の人生なんだから、ワークもライフも無いんです。
どっちも楽しめる人生を送らないと損です。
上記のような観点からすると、最近流行っている「働き方改革」という風潮はどこか仕事は面倒くさくて、プライベートを阻害するもの、というような前提が置かれているように感じます。
時間は有限なので、時短勤務等の働き方を選択できる制度設計は大切だと思いますが、どちらかと言うと、いきいきとやりがいを持って働く為の制度設計という観点もあって良いのでは、と思います。
例えば、企業内のジョブマッチング制度の促進や、企業間の人材流動制度の設計等です。
海外では、やりがいや高給を求めて転職をするというのは非常に一般的ですが、
日本ではまだそこに抵抗を感じる方も多いと思うので、制度面から「仕事を面倒なものだと思っている人を、やりがいのある仕事に就ける事で減らす」という発想も必要だと思います。
もし、仕事がネックでワークライフバランスを実現できない人は、転職や起業を検討するのも、現状を変える上では有効だと思います。
一度自分にとって熱中できることは何かを考えた上で、無料の転職エージェントへ相談してみる等、何かアクションを取る所から始めてはいかがでしょうか。
最後に
また偉そうなことをつらつらと書いたな、って実感があるんですが、笑
この記事を書いていて思ったのが、
やっぱり自分は生きるために仕事をしていると言いつつ、仕事にやりがいを持てている分幸せなんだと思いました。
別に面白いことをやってる時は、別に毎日遅くて飲みに行けなくても気にならないですしね。
これこそが、１つのワークライフバランスの形なんだと思います。
子供ができて、仕事とプライベートの優先度が変わるタイミング等での働き方の選択肢は必要だと思いますけどね。
それでも、仕事がプライベートと同じくらい楽しいと思えることや、仕事の面白さを追求できる環境を整えるというのは大切なことに感じます。
おわり！
